サルヴォダイアリー

SARUVOの製作日記
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「或るジュエリーメーカーの退屈な日常」

4.APL.2010

＜冬の金沢３＞

新作「全能カエル」リリース！！

ＳＡＲＵＶＯアウトレット

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（3月７日のダイアリーのつづき）

七尾線は和倉温泉に向かう人たちでいっぱいでした
でも和倉は高級なので行かないの。

金沢から５０分　七尾で降りると最果て感強し。
目指す湯川温泉行きのバスをさがすと一時間も来ない！
急行の時間に合わせろよ　ったく。
宿にこのバスに乗ると連絡したら迎えに来てくれました。

ご主人の話によると、この辺も過疎で人口が減り
バスがどんどん減ってしまって、肝心の七尾線も
将来どうなるかわからないそうです。

車で２０分
農村の中にポツンとある「龍王閣」に着きました。
湯川温泉郷と言ったって他に温泉宿なんてありゃしません。

ここはマニア垂涎の温泉です。
自噴　無加水　無加温　かけ流しで、北陸ではほとんどない
ラジウム（ラドン）泉です。

ほぼ透明で、なめてみるとかなり塩辛い
塩味の温泉はよくありますが
ここのはダシの利いたような複雑で強烈な味がします。
それに微かに金属臭のような、これまた複雑な匂い。

温度が丁度よくて気持ち良いけど
ミネラル分が豊富で長湯は良くないそうです。
長く入るなら半身浴ね。

事前にネットで調べたら「かなりストロング」と書いてあったり
「マイルド」とあったり、人によってかなり印象が
ちがうようなので興味があったのですが
なるほど　っという感じ。

匂いと味　この複雑さがそれぞれの感じ方の違いになるんだな。
少なくとも秋田の黄金崎不老不死や青森の酸ケ湯のような
健康じゃなきゃ入れないようなヘビーなものではなくて
私は心地よいと思いました。
とにもかくにも類例の無い個性的な温泉です。

このライオンが出来がよくて見ほれてしまいました
イタリア製かなんかでしょうか（笑）

ご主人の話によると、むかし龍王閣は
いまは駐車場になっている一段下がった前の空き地に
建っていたそうですが、火事で焼失。
昭和２０年代に今のご主人が買い取って上に建て直したそうです。

つづく

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