9th series 1stmodel ＜東方三博士の礼拝＞ ＳＡＲＵＶＯ初のピンキーリング の製作過程です。

＜東方三博士の礼拝＞

ベツレヘムの星に導かれたマギは馬小屋で幼子イエスに逢い
黄金、乳香、もつ薬を捧げ、礼拝しました。
マギの人数は書かれていないため初期キリスト教美術では
２人〜６人で描かれています。

このエピソードは「マタイによる福音書」のみに登場し
「ルカによる福音書」では羊飼いが礼拝し、羊、笛、杖を捧げています。

今回は制作過程を細かく記録しました。

１ 3.8ｍｍ厚の地金を ＃４のサイズに丸めます。 ブ厚いので結構大変です。	2 ロー付け後整形して消えて しまったロー目を探すのと けがき線が見えるように焼きます。	3 リング中心部を幅広に正確に 切り抜きます。 下端はサイズ直し用に残します。
4 クロスパーツを造ります。 メリハリが利くので マルタクロスにしました。	5 リング外周にナナコ打ちの為の 溝を刻んでクロスパーツを 取り付けます。	6 両脇に３ヶづつ入る 「聖人のメダイオン」 をWAXで造ります。
７ リングの側面に付く花の飾りを 造ります、直径2.5ｍｍ 全部で１４個、結局３０個以上 造っていいのを選びました。	8 こんな風になります。 型をとらずに１つずつ手で造ると ちょっとずつ違っていて 大昔に造ったような味が出ます。 これが今回のデザインの肝です。	9 銀になった聖人のメダイヨンを マル枠で囲みます。 リングに取り付けてから枠は ナナコ打ちになります。
10 メダイヨンを取り付けます。 コンチョにヒントを得て 凸型に打ち出してあります。 間は玉でつなぎます。	11 リングの側面に花の 飾りを取り付けました。 玉は触って痛く無い程度に 小さくしました。	12 全面にナナコを打ちます。 イエスの星の周りは神性を 表現する為に余り打ちません。

完成！
イエスを象徴するベツレヘムの星を
６人のマギのメダイヨンが取り囲んでいます。
両側の花は祝福です。


サンプル生産、モニターテストを経て
１０月上旬のリリース予定です。
今回はクリスマス限定商品も企画しています。

お楽しみに。

＜東方三博士の礼拝＞通常サイズバージョン
多くの皆様のリクエストにより製作いたしました。

上のピンキーの原型を改修して製作。

まず、リング下端を切断、１cm以上延長。
出来たスペースにビザンツ風のクロスのメダイヨンを2個追加。
サイドにも花のリベットを計４個追加。
これで＃8から＃20まで対応出来るようになりました。




マギペンダントの製作過程です

というシンプルなシリーズです

本体を作ります 地金を二枚張り合わせて 切り出します。 長さ24mmほどです。	輪郭をのこして片方を 切り抜きます。	間に柱を立てて張り合わせると 透かし腰の本体ができます。
WAXで極小のメダイヨン を作ります。 直径３ｍｍほどです。	鋳造して銀になったパーツを 切り抜きます。	全パーツです これを寄せて行きます。
	カタログはこちら
松やにの固定材に埋めて さらに作り込みます。 右はOFMペンダントです。

ばかばかしいのでページのはじめにもどる