４th model
＜エデッサの聖顔＞
の製作過程です。
STEP1
フォースモデル『
Ｓｐｌｉｔ
』（仮題）のペンダン
ト
原型です。
モチーフは「聖珠」
、珠は地球、その上にクロスが乗ったデザインは
キリスト世界が全世界的であるという象徴で、かつてはその権力の象徴性から
皇帝のシンボルでした。
英国王室の歴代の王冠のてっぺんにも乗っかっています。
上のリングは中に入るレリーフを支える枠、
廻りを取り囲むのは淡水パールです。
組み上がるとやや大振りのクラッシックなペンダントになります。
この後ピアス原型に取りかかります。
６月発売を目指してガンバリます。
モデル名『
Ｓｐｌｉｔ
』スプリト（仮題）は世界最大規模のローマ遺蹟の
あるクロアチアの古都の名前です。
STEP2
『
Ｓｐｌｉｔ
』（仮題）のピアス原型です。
クロスの透かしのある球体の中に珠が入ります、今の所クオーツ、アメシスト、今入っているパール
の３種が候補に上がっていますが、これからサンプル生産をして詰めていきます。
比較の為ＣＤケースを置いたのですが解りにくいですね。
球の部分で約７ｍｍほどですのでピアスとしては中くらいの大きさです。
ピアス金具はジプシータイプと直のタイプを試作してみます。
STEP3
モデル名が『
MANDERION of Edessa
』（エデッサの聖顔）に決定しました。
水晶の球体の中に、今にも聖顔が浮かび上がりそうな不思議な雰囲気だからですが
「エデッサの聖顔」の物語りについては
カタログページに掲載いたしますのでお楽しみに。
ピアスは中に珠が入っていて一番前がアメシスト、隣がクオーツ
その後ろは試作のパールです。
ちょっと大振りのペンダントはチェーンがつきますが
このピアス金具とスクリューチェーンはまだ決定ではありません。
スタッフミーティングにて確定すれば直ぐに発売です。
当初ペンダントの珠の中にはレリーフが入る予定で、花、カラクサ、イスラムパターン
星、マルタ・クロスなどなど色々試作したのですが全部ボツ！
結局何も無いのが一番きれいという結論でした。
STEP4
やっと最終原型まで辿り着きました。
特にペンダントはサンプル生産までいきながらスタッフからダメだしが出て
３時、９時の位置にカンブリアペンダントの様な珠にロイヤル・ブルー・ムーンストーンが
フクリンで留まり、６時の位置に王冠をかたどった丸玉がつくように改良。
ロイヤル・ブルー・ムーンストンが入る石枠の底にはマルタクロスが刻まれていて
角度によってはブルーの光の下にチラッと見えるんですよ。
ピアスの中石はアメシストの珠を予定していて、実際かなりいい感じだったのですが
合成アレキサンドライト（のちにヴァイオレットサファイヤと名称変更）
のブリリアントカット石を２個向い合せに入れてみたら
これがイイ！電球と外の光とで赤から青紫に変化します。
どちらもちょっとヤリ過ぎの感が有りますが、これぞＳＡＲＵＶＯ！
最高の物が出来ました。
今度こそ発売です。
マイナーチェンジ
NOV.'01
６月に発売したペンダントをマイナーチェンジしました。
４方に伸びたパーツが長くなり本体のリム部分の立ち上がりが
大きくなり、
全体にやや大ぶりになりました
。
非常に難しかったクオーツの石留めがしやすくなりました。
１１月上旬には発売いたします、価格は同じです。
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