ＳＴＥＰ１
いよいよＳＡＲＵＶＯ第２弾の発表です。
セカンドモデルＧＡＲＡＮ 伽藍 のワックス原型です。
下に付いている棒状のものはスプル（湯口）といって
ここから溶けた金属が流れ込んでくるトンネルになるところです。
ＧＡＲＡＮ 伽藍 のコンセプトはゴシック聖堂の内部のような
装飾でいっぱいのリング、ペンダントです。
メインのモチーフには蜂を使いました。
写真では分かりにくいのですが、左右にとまっている蜂が
水晶の窓を覗き込んでいるところです。
ペンダントには花の形をしたバチカン（チェーンを通す金具）が付きます。
またC A M B R I A のように背面に模様を透かした裏蓋が付きますので
中石の水晶を透かして見えてもっと複雑な外観になります。
このワックス原型を鋳造して、一度銀に置き換えて細かいところを造り込んで
最終原型になります。
できれば今月中にサンプルまでお見せしたいのですが
造り込んでいくとキリが無くなっていつも遅れてしまうので
まずはできるだけ早く最終原型をお見せしたいと思います。
ＳＴＥＰ２
ＧＡＲＡＮ 伽藍 ペンダントの原形が出来上がりました。
上部につくバチカン（チェーンを通す金具）も出来上がり
本体下に見えているのが製作中の裏蓋です。
カンブリアのようにこのシリーズにも全て裏蓋が付きます。
中石がクオーツなので透けて見えて綺麗なように細かい放射状のパターンにしました。
リングの方はどうもイメージと違って引き締まっった
感じがしなかったので初めから作り直しました。
半分閉じていた羽も元気が無く見えるので水平に開いて
飛んでいるようにしてだいぶ小さくしました。
リングはペンダントと違い、指にはめるので一種の機能部品としての
制約があるのであまり飛び出した
パーツは付けられないなど制約が多いのです。
またウデ部分もかなり絞り込んで、細くしてシャープさを強調してあります。
後一息で原型完成がお知らせ出来ると思います。
ＳＴＥＰ3
ＧＡＲＡＮ 伽藍 原型が全て揃いました。
写真左下の３パーツがペンダント
上がリングとリング内側につく裏蓋です。
裏蓋の透かしは正面から石を透かして見ると複雑に反射して
かえってうるさいので、石に面した側を塞いで放射状の細かい筋彫りをした
反射板を取り付けました。
これで、中石が随分と深みの有るいい感じになりました。
リングの蜂は最初よりもずっと小さくなり
羽を水平に広げて一見クロスのように見えます。
本体部分もぎりぎりまでぜい肉をおとして
指にした時ゴージャスなのにゴツク無いようにしました。
ペンダントの左右の二匹の蜂は小さな羽を元気よく跳ね上げて
ロココの額縁のような枠に留まっています。
仕上げはカンブリアと同じマットで凸部は磨き仕上げです。
もうすぐカタログで鮮明な写真をお届けしますのでお楽しみに。
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