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新作 光の王国 リング　リリース！！

新作 GODSPELLピアス リリース！

新作 GODSPELLリング リリース

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10.Jun.2012

＜光の王国＞

1777年
イギリス人医師で古文書コレクターのA ・Askew氏が
エジプトの古書店で羊皮紙に書かれた古い写本を見つけ
ロンドンに持ち帰りました。

後に「ピスティス・ソフィアの書」と呼ばれるこの古文書は
Pistis Sophia「知恵の女神」という名の通り
グノーシス派の福音書教典で、3世紀に書かれたものだったのです。

グノーシス（知恵）派は、キリスト教出現以前にはすでに成立していたと言われ
神秘主義的な教義を重視し、輪廻や霊魂の存在を唱え
哲学的に自己自問する教義であったため、キリスト教会から
異端として迫害されました。

グノーシス主義の基本とは、物質と霊の二元論。
人間の心の中の宇宙を「認識」することによる
物質からの解放、そして「全てを知る者」に至る　という
今日からみれば東洋的なドグマ（原理）が特徴です。

これは「死海写本」に含れまれるグノーシス派の
福音書外伝「トマスによる福音書」にも強く反映されていますが
8世紀のニカイヤ会議でマニ教徒の偽作とされ
彼等とともに異端の烙印を押され葬り去られたのでした。

「トマスによる福音書」は、純粋にイエスの言葉だけからなる
語録集であるのに対して、「ピスティス・ソフィアの書」は
復活したイエスに対してマグダラのマリアが問いかけるという
形式で書かれています。


SARUVO 光の王国
El reino de luz.

多くの賛美詩に満ちた「ピスティス・ソフィアの書」には
グノ−シス派が「光り」を、ただ神の栄光を象徴するものとしてではなく
一種の霊的な力を持った「存在」と考えていたことが良くわかる
下記のような文章があります。

「光を探し求めなさい！さすればあなた方の魂は力を取り戻し
秘密の光を見い出すまで追い求めるだろう。
その光はあなた方を浄化し、純粋な光となり『光の王国』へと導くだろう」

1945年の「死海写本」の発見以来、グノーシス派の高度な
形而上学的考察は、哲学としても見直され
現在も盛んに研究が行われています。

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